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みんなで考えてみる

アイデアなしに、製品サービスや事業を新しく開発することは不可能だ。

全ての製品サービスや事業の開発には、アイデアが必要になる。


アイデアを考えるのは、一人よりも、複数人で考えるのが面白い。

人数が多ければ良いかと言えば、

そうではなくて、適した人数がある。

今までの経験からすると、

グループの人数は5名が良い様に思う。

それより少ないとメンバーの多様性が損なわれ、

メンバーが互いに刺激し合うことから出てくる

アイデアの質と量に影響が出るように思う。

6名以上になるとメンバーの多様性は高まるが、

一人ひとりの他者への依存する気持ちや

遠慮する気持ちが生まれてきて、

人数が増えたことの効果はあまり感じられない。


アイデアの発想法は、大きく2つに分類できる。

自由発想法と強制発想法である。

自由発想法では、ブレインストーミングが代表的で、

テーマに沿って、制約事項なく自由に発想していく。

強制発想法は、マトリクス法が代表的な手法である。

アイデアを出したい内容を制約条件として表形式で表し、

表の空欄をアイデアで埋めていく。

3x3のマスの中心にテーマを置いて、

周囲の8つの空欄を埋めていくマンダラート法も強制発想法に分類できる。


アイデアの発想のポイントは、アイデアを捨てることにある。

一見すると矛盾を感じるかもしれない。

最終的に欲しいアイデアが、今までにないものであれば、

一つのアイデアに執着しないことが必要になる。

最初の段階で、メンバーの誰もが良いアイデアだと感じるアイデアは、

既に何処かで誰かが考えていると疑った方が良い。

同じアイデアを考えついている人は、

世界には少なくとも3人いると言われている。

メンバーがテーマに詳しければ詳しいほど、

アイデアの発想においては、

メンバー共通の先入観やバイアスで考え、

感じることに陥る危険が増大する。

従って、アイデアをどんどん捨てることが必要になる。

捨てるということは、何度も発想を繰り返すことでもある。

同じテーマで何度も発想するのも繰り返し方の一つであるが、

楽しく、効果的に繰り返すためにはテーマの選び方は重要である。


アイデアの発想には、目指す方向が2つある。

発散プロセスと収束プロセスである。

発散とは、アイデアのタネやアイデアを頭の外に出すこと。

収束とは、出てきたアイデアのタネやアイデアを頭の中に戻すこと。

アイデアの発想という字面からは、

発散が重要である様に感じるかもしれないが、

発想を繰り返していくためには、収束は大事なプロセスである。

収束が頭の中の変化を引き起こし、

同じテーマであっても繰り返し発散できる様になる。


アイデアの発想の最初の発散プロセスで、

どんなテーマにするかの考え方については別の機会で紹介する。


集団でのアイデアの発想について述べてきたが、

個人レベルでのアイデアの発想については、

名著「アイデアのつくり方」(ジェームス・W・ヤング著)がある。

この本への思いについても、機会があれば、紹介したい。


以上が、

MEME TECが提供する

アイデアへのアプローチの

入り口である。


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