創造のために必要な準備

グループでアイデアの発想を行う際の最初は、

準備のための準備が必要である。

グループのアイデア出しで、

ブレインストーミングを行う際の準備である。


企業でのアイデア出しワークショップを企画する際に

最初に注目するのは、

アイデア出しに参加する方々の属性と関係性、

アイデア出しの取り組みに慣れているかである。

属性とは、所属する部門、経験年数、等など。

関係性とは、上司と部下、部門間の業務での依頼する側と受ける側、管理形態。


最近は、どちらにお邪魔しても、

ブレインストーミングを経験されたことのない方は

本当に少なくなってきていている。

その点では、アイデア出しの取り組みに慣れている。


企業には、企業の歴史の長短に関わらず、集合的無意識がある。

それは、社風であったり、職場の雰囲気であったり、

規程類に記載されていない業務上の暗黙の了解、会議の進め方、

議事録の書き方、業界の常識だったりする。

組織が持つ共通の価値観ということもできる。

これらは日常の業務を円滑にさせるという良い面を持つが、

ブレインストーミングでは、困った存在になることがある。


組織の中での集合的無意識は、

一人ひとりの組織の中で演じる自分、

つまり上司や部下を演じる自分と

組織の中で演じたい役割、

つまりどんな上司として部下に接するか、

どんな部下として上司に接するかのロールモデルを

作り出していると考えている。

この演じたい役割を演じる自分がブレインストーミングでは、

予定調和を生み出すことに繋がり、

ありきたりのアイデアしか出ない状況になる。


では、この状況をどのように打破できるのか。

ポイントは、問い掛けと繰り返しにある。

問い掛けによって、

どんなバイアスでものを見て、

どんな先入観でものを考えているのかを

参加者に考えてもらうために、

短い時間でブレインストーミングを何度か繰り返す。

この時の問い掛けは、

まずは、直球の問い掛けをしてみる。

問い掛けから出てきたアイデアよりも、

出てきたアイデアを整理分類して、

そこから得られる氣づきに着目する。

最初のブレインストーミングでは、

ありきたりのアイデアが出ることが多いが、

出されたアイデアをじっくりと眺めて、

何度か整理分類を繰り返す。

この繰り返しの中で、

隠れている先入観や思い込みを

氣づきとして得ようと試みる。


徹底的に先入観を排除するためには、

どんな先入観をもってアイデアを発想しているのかを

参加メンバーで共有することが大切である。

ここで共有する先入観が正しいか否かの判定には意味がない。

メンバーが排除すべきことと認識することに意味がある。

ブレインストーミングは、

メンバーの脳が相互に繋がり合うことで、活性化する。

先入観を認識し、排除することは、

メンバーの脳が相互に繋がり合うことを促すと考える。

これでアイデア出しの準備が整うことになる。


いよいよ研修のテーマに沿ったアイデア出しを行うことになる。

アイデア出しの問い掛けは、直球ではなく、変化球を心掛ける。

認識・共有した先入観でアイデア出しに揺さぶりをかけることで、

活性化を試みる。


問い掛けの変化球と揺さぶりについては、

別の機会で紹介する。


以上が、

MEME TECが提供する

アイデア出しへのアプローチである。




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