何故、<氣>という漢字をホームページで使っているのかが、
氣になりましたか?
では、少しお時間をいただき、お話しいたします。
今、世の中で日常的に使っている漢字は、
古くは明治期の漢字の簡素化、戦時中の漢字の標準化・簡素化、
戦後の「常用漢字表」の制定を経て、苗字(戸籍統一文字:澤、國など)に
使われる旧字を除き、新字体が一般的になっています。
新字体の制定と定着が、
日本の文字文化の近代化に大きく寄与したということができます。
一方で、他の文字体系にない、漢字の持つ表意文字としての特徴が
損なわれたことが事実としてあることも否めません。
新字では、漢字自体の持つ意味や漢字の成り立ちが、分からなくなったということです。
「氣」という旧字は、”气(きがまえ)”に”米”です。
氣は、”元氣”、”天氣”、”雰囲氣”、”氣候”、”氣力”などの熟語に用いられているだけでなく、
”氣”としても、生命力や活力、宇宙や自然を表す重要な概念となっています。
その中心にあるのが、”米”です。
”米”は主食としてのエネルギーの源であるだけでなく、
日本文化、歴史、自然環境と深く関わり、主食以上の意味を持っています。
その意味で、”氣”は、”米”でなければならないと考えます。
漢字を使う上での簡素化であれば、入力デバイスを用いれば、
画数を気にする必要はありません。
”氣”の持つ意味を深く理解し、
”氣”の持つエネルギーを文字自体からも感じるためにも、
旧字体”氣”を使っていければと考えています。
ご理解の助けになりましたでしょうか?
ミームテック技術士事務所では、
ご相談いただきました方の氣になる点に氣を配りながら、
ご自身の持つエネルギーを解放し、
たくさんの氣づきが行動へと繋がるような支援を心がけています。
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