渇いた喉を潤すために

支援とは、なんだろうか?

なぜ、支援が必要なのだろうか?

馬はとても賢い動物であることは

よく知られていることである。

手綱を引くものの意図を理解した行動がとれる一方で、

自分の意志で行動を決めることもできる。

だから、水を欲していない馬を

水辺に連れて行くのは難しいことではない。

でも、水辺で馬が水を飲むかは、その馬次第だ。

馬が水を欲しているのであれば、

その馬の桶に水を汲んでやることもできる。

毎日決まった時間に桶に水を汲むことで

馬の喉の渇きをいやすこと、

これは飼育だろう。

喉の渇きに氣付いていない馬、

水辺に来て初めて喉の渇きに氣づく馬、

喉が渇いているが水辺に行くことの出来ない馬、

様々な馬がいるかもしれないときに、

水辺に連れて行かれることに

馬自身はどんなことを感じるだろうか?


どんな時でも、待っていれば手綱を引いて

水辺に連れて行ってもらえることは、

馬にとっては嬉しいことかもしれない。

でも、そこでいつも馬が水を飲むとは限らない。

いつしか、水辺に出かけるという手段が目的化することで、

喉の渇きをいやすという真の目的が、消えて無くなってしまう。

馬は賢いので、手綱を引く人間が突然にいなくなっても、

喉の渇いたときに自ら水辺に出かけて、

渇きをいやすことができるかもしれない。


でも、昨日まであった水辺が

今日忽然と消えているかもしれない。

今日通ることのできた水辺への道が

明日通ることができなくなるかもしれない。

新しい水辺を見つけることや

早く水辺に行き着くことの大切さを感じ始めた馬にとって、

その思いに沿った手綱の引き方があるのではないだろうか。

ビジネスは、馬の喉の渇きをいやすことよりも更に難しい。

喉の渇きを訴える経営者に

どのように手を差しのべることが必要なのだろうか?

人間同士、言葉でコミュニケーションできるはずが、

その経営者がどの程度の喉の渇きを感じているのか、

その切実さは如何程なのかを理解することは容易ではない。


経営者にとっては、今日の喉の渇きではなく、

明日の喉の渇きが重要だろう。


水分補給は熱中症対策ではとても重要だけれども、

喉の渇きを感じてからでは手遅れだそうだ。

喉の渇きに氣づいたときには

水辺に向かう氣力も体力もないこともあるだろう。

渇きを感じている経営者や

渇きを受け止めることのできていない経営者等、

様々な経営者を前にして、

MEME TECが、

どのように支援を組み立てているかと言えば、

根底にあるのは、

「支援の先には、自律・自立があるべきだ」との考えだ。


経営者と今日の渇きや明日の渇きについて話をして行く中で、

どのように自律・自立したいのかのゴールを共有して行く。

目指す水辺で渇いた喉を水が潤す感覚を

一緒に感じることができれば、

その水辺に辿り着くための最初の一歩として

PBL(実践と研修の融合)を設計し、実践することができる。


実践の中で見えてくる課題は、

今日や明日の渇きをいやすための課題だけではなく、

新しい水辺を見つけ出すためだったり、

早く水辺に辿り着くためだったりする。

これらの課題を一つずつ達成することで自律・自立へと

どんどんと進んでいると一緒に実感できる。


同じ内容の支援がいつまでも必要とされるということは、

その支援がうまく行っていないことの現れでもあると考えている。

勿論、目指すゴールに辿り着くために長期間に亘る支援が必要となるケースもある。

そのようなケースであっても、

互いに水辺に向かって進んでいることを一緒に実感することがなければならない。

実感のない同じことの繰り返しの中で、

氣づかないうちに相互依存が生まれることが手段の目的化へと繋がる。

支援にとって大切なことは、

期間の長さに関わらず、常に新鮮な関係性の中で、

一歩一歩を互いに確かめ合い、

進んでいることの実感することだと感じている。

以上が、

MEME TECが提供する支援への

考え方である。


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