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執筆者の写真Masa Murohashi

目的のために最善の手段を選ぶ

社外講師として企業様の研修に関わっていると

社内講師で対応していた講座を社外に委託する案件をよく頂く。


社外委託へ切り替える主な理由としては、

今まで担当されていた社内講師の方が異動や退職された後に、

後継の講師がいないというものである。

最近は、それだけでなく、

従来の研修内容での成果を見直した結果から

研修内容を刷新したいという理由でお話を頂く場合や

従来にない研修をご希望されてお話をいただく場合が増えている。

後継の社内講師の理由から社外委託講師へと切り替えるお話も、

ご要望を詳しく伺う中で、

新しい切り口で研修内容を見直して、組み立てて、

新しいテキストでの研修企画立案へと広がり、

実は、新しい研修のご依頼だったりする。

こうして振り返ると発端はどんな理由であれ、

求められている研修は、新しい研修であるようだ。


新しい研修を企画するうえでは、企画の早い段階で、

社内のみで検討するのか、社外リソースを活用するかの

検討があるのではないだろうか。

では、社外講師に研修を依頼する利点はなんだろうか。

何故、社外講師が必要なのか?


当たり前のことだが、講師が変われば研修の成果も変わる。

社外講師に変えることで企業様は何を期待できるのか。


社内講師と社外講師の大きな違いは、

企業への帰属意識だと考えている。

社内講師は企業で働いているのだから、

帰属意識を持っていてもなんら問題ではない。

帰属意識とは、同じ釜の飯を食べたという意識である。

この意識は受講者との信頼感や共感を生み出す素になる社内講師の強みとなり、

社内講師が伝えたいことを容易に受講者に伝えることができる状況を生み出す。


問題なのは、帰属意識に起因する自社への思い込み、価値観、先入観とバイアスに

基づいて研修を行うことである。

社内講師は、様々な社内の状況や受講者に合わせて、研修を組み立てて、

今、職場と受講者が必要とする内容を

受講者に提供するという非常に重要な役割を担われている。

これは、長い間の積み重ねや職場を同じにしていることから生まれる、

肌で感じるようなこともあり、社外講師では補うのは難しいと感じている。


しかし、社内の状況や受講者の必要とすることは、

社外の状況の変化に合わせて大きく変化している。

この社外の変化を適切に捉えて、研修を見直していくことは、

社内講師には、負荷の重いことではないだろうか。


ご依頼企業様の経営者、受講者の上司や研修のご担当者と

研修の事前打合せを行うと

様々な社内状況や受講者の特徴等をご説明頂くことになる。

これらの情報は、研修を考える上での参考情報にはなる。


しかし、気をつけておかなければいけないのは、

これらの情報は、企業の中の方々が、

自社の中の様子を見て、感じていることであるということである。

実際に研修を行う中で、受講者と直に接すると

いただいた情報との違いを感じることが多い。

社内の方々と社外講師の感じ方の

どちらかが正しいというわけではなく、

見る立ち位置が異なれば違うものが見えるということである。

社内の方々は社内の方々として、

社内で培ってきたものの見方で、社内の状況と向き合い、

社外講師は社外講師として、

社外の状況を踏まえたものの見方で、

研修に向き合っているということである。


社外講師として、大事にしたいのは、

伝えたいことを効率的に単に伝えることではなく、

違う視点を持った、違うものの見えている

講師と受講者が出会い、

言葉を交わし、考えを共有することで、

講師と受講者が違和感を感じずに共感できる場を

一緒に設定することである。

その設定された場では、講師と受講者が、

互いに学び、互いに気づくことができる、

新しい成果を生む新しい研修を創る

アプローチへと踏み出せると考える。

そのアプローチを容易にするのは、

思い込み、価値観、先入観とバイアスから離れた

立ち位置に立つ社外講師の存在であると感じている。


社外講師を社内講師の代役として

ご活用いただくことに問題はないので、

是非お声掛けいただければと考える。

だが、単に代役としてご活用いただくだけではもったいない。

是非とも難題を添えていただければ幸いである。


以上が

MEME TECが提供する

研修へのアプローチである。


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