顧客価値の創造とは、
「顧客価値駆動型開発プログラム」による
製品サービス開発における重要なプロセスである。
製品サービス開発においては、
提供する機能に対する提供側の理解と
ユーザー側の期待に注目することは、
重要だ。
提供側の機能への理解とは、
機能の産み出す価値への理解である。
機能とは、価値を産み出すための手段である。
機能が重要なのではなく、機能が産み出す価値が重要なのだ。
機能の産み出す価値を提供側が
真に理解した上で開発を進めていくためには、
ユーザーの理解が必要になる。
つまり、機能がユーザーに渡り、
ユーザーと機能の融合から新しい価値が産まれるということである。
ユーザー側の期待とは、
ユーザーに何が見えているかということである。
ユーザーに機能を提示しても、
ユーザーに機能が産み出す価値が見えなければ、
ユーザーにはその機能は見る対象にはならない。
ある機能についての提供側の理解とユーザー側の期待の組合せで、
以下の4つのケースが考えことができる。
ケース1:提供側が理解する機能とユーザー側が欲する機能
ケース2:提供側が理解する機能とユーザー側が欲していなかった機能
ケース3:提供側が理解していない機能とユーザー側が欲する機能
ケース4:提供側が理解していない機能とユーザー側が欲していなかった機能
これらのケースに対して、別の定義をすると以下のようになる。
ケース1は、ユーザーのニーズを基に開発を行うニーズ駆動型開発である。
ケース2は、提供側のシーズを基に開発を行うシーズ駆動型開発である。
ケース3は、未開発の製品サービス・機能
ケース4は、未知の製品サービス・機能
突き詰めて言えば、
顧客価値駆動型開発プログラムの目的は、
ケース4における、
提供側が理解していないが、ユーザーが欲しくなる機能を持つ、
誰も見たことのない機能の製品サービスを創造し、提供することである。
つまり、提供側も、ユーザー側も
今までに考えていなかったような機能を持つ
製品サービスを開発することを目的にしたプロセスが、
顧客価値駆動型開発プログラムである。
顧客価値駆動型開発プログラムが目指すのは、
ニーズでも、シーズでもなく、「顧客価値」を基点する開発である。
このプロセスでの重要な考え方が、「構造とふるまい」である。
顧客価値駆動型開発プログラムはプロセスなので、
そのプロセスをプロジェクト等で実行していくことになる。
このプロジェクト等でのプロセスの実行においては、
メンバーによる「氣づきと創発」を
最大限に引き出すための働き掛けが必要になる。
この働き掛けが、
「SE-AP Coaching (シープコーチング)」による働き掛けである。
MEME TECが提供する
顧客価値駆動型開発プログラムの
概要である。
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