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FTA(Failure Tree Analysis)講座
新しいことに潜む懸念と不安
事業を取り巻く環境が大きな変化を迎える今、
既存とは異なる事業を検討することは、間違ってはいません。
しかし、新しい事業としての構想の出来上がった製品サービスの展開を
具体的に検討する際に、必要かつ十分で、抜け漏れのない検討を
行うことは難しいと感じたり、検討漏れに不安を感じることはあると思います。
例えば、その際の検討の対象は、
御社の既存の事業分野とは異なる事業分野に
既存の製品サービスを投入することであったり、
新製品サービスを既存の事業分野で展開することであったり、
新しい製品サービスを従来とは異なる事業分野の顧客に
提供することであったり、
今は存在しない新しい市場に取り組むことを
考えたりすることであったりすると思われます。
つまり、新しいことと一口に言っても、
新しいことには様々な組み合わせがあり、
新しいことに取り組む際には従来の知見を活かすことだけでは、
十分な検討がなされないだろうことをあなたは経験的に理解し、
懸念を抱き、不安を感じているということです。
では、どの様に早い段階で懸念や不安を払拭して、
その先の検討に取り組めばよいのでしょうか?
既存の知見と未来への視点
たとえ、全く新しいことに取り組む際であっても、
検討する内容によって、従来の知見を活かすことができる分野と
活かしにくい分野に必ず分けることができます。
検討において大切なことは、
どの部分に新たな知見が必要なのかを
きちんと見極めて、取り組むことです。
既存の知見を活かし、未来に視点を向け、
新しいことに対する懸念と不安を払拭して、挑むということでもあります。
FTAの新しい活用法
FTA(Failure Tree Analysis)は、品質管理の手法の一つで、
故障や不具合の事象とその原因をツリー構造化して、
深堀りすることで、真の原因の究明と効果的な対策の検討に用いられています。
モノづくりで発生した後の故障や不具合の検討に用いられているこの手法を、
最近は、故障や不具合を起こさないための取り組みである未然防止に用いたり、様々なプロセスの検討に用いたりしています。
未然防止やビジネスプロセスの検討では、
抽象度の高い、漠然とした事象を扱うことになりますが、
ツリー構造化で原因を深堀りする中で、
抽象度の高い、漠然として事象は具体的な検討項目に分解されていきます。
この分解で明確になる具体的な検討項目を一つずつ、
既存の知見と照合することで、
従来の知見を活かせる項目と未知の項目を仕分け、
新しいことへの十分な検討を行うための計画づくりが可能になります。
FTAを使われた経験をお持ちの方も、
未然防止やプロセスの検討に用いた経験は少ないのではないでしょうか。
本講座の概要
本講座では、あなたのお考えの新しいことについて、
具体的なお話をお聞きしながら、
未然防止やプロセスの検討の観点から
FTAをより実践的に用いるためのポイントを細かく、
具体的に紹介いたします。
勿論、具体的な案件はないがFTAに関心をお持ちの方へも、
事例を紹介しながら、ポイントを紹介したします。
一般的に広く使われる様になっているFTAではありますが、
効果的に現場で用いるためには、
ロジカルシンキングへの理解が必要になります。
初めてFTAに触れる方へも、
改めて未然防止とプロセスの検討のためのFTAに
関心を持っていただいた方へも、
現場で新しいことへ挑戦するための実践的な道具を提供いたします。
お申し込み、お問い合わせは、こちらから。