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価値創造/DXにむけて
いま目の前に見えている「作業」や「業務」の課題を
広くかつ深く探るきっかけへと変換して、
「正しいことを正しく行う」ことへと
目を向けていき、
「仕事」の全体最適をとおして
ありたい姿の実現に向かう価値創造に
共に取り組みましょう
企業の組織を、利益を生み出す活動に直接関わるプロフィットセンターと
その活動を下支えするコストセンターとに分けて考え、
それぞれにおいて生産性向上の名の下に
コスト削減に向けて改善を行うことが
従来の経営の重要な役割でした。
価値創造/DXにおいては、
全ての組織での活動を顧客視点での新たな価値創造に向けて
意識、組織、ビジネスモデルを変革し、
プロフィットセンターでは更なる利益の源泉を、
コストセンターでは今までにない価値からの利益を
創出する取り組みを進めていきます。
システムズエンジニアリングに基づき、企業をシステムとして捉え、
個人の取り組みからグループでの取り組みを行うことで
メンバーの個々の知覚を活かして、
グループの創発を生み出すことができます。
<作業例>
受注データ入力
伝票作成
日報作成
「作業」のデジタル化
→デジタイゼーション
(Digitization)
<業務例>
在庫管理
材料発注
受発注管理
「業務」のデジタル化
→デジタライゼーション
(Digitalization)
<仕事>
価値創造
顧客創造
「DX とは、顧客視点で新たな価値を創出していくために、
ビジネスモデルや企業文化 の変革に取り組むことですが、
そのためには、はじめに経営者が自社の理念やパーパス(存在意義)を
明確にした上で、実現したい未来=経営ビジョン(5 年後・10 年後にどんな会社になって いたいか)をしっかりと描き、
その実現に向けて関係者を巻き込みながら、
現在の状況と目指すべき状況の差を埋めるために
解決すべき課題を整理し、デジタル技術を活用しながら
これらの課題解決を通じて、
ビジネスモデルや組織・企業文化等の
(「経済産業省:中堅・中小企業等向けデジタルガバナンス・コード実践の手引き」から引用加筆)
<顧客視点で新たな価値を創出>
顧客視点で新たな価値を創出するとは、
顧客価値の創造と提供です
顧客価値による顧客創造は、
企業の目的であり、最も重要な経営課題です
DXは、デジタル技術を用いて、
この経営課題の達成を目指すための取り組みです
<変革>
変革とは、イノベーションです
改善とは異なるアプローチで、
成果を生み出す組織・企業文化と
新たなビジネスモデルへと
現状を変えていくことです
変革では、破壊と創造のプロセスが重要になります
事業環境の変化に基づく改善とは異なり、
変革は、自らが描く「ありたい姿」への能動的な取り組みで、
事業環境を変えることも可能です
<実現したい未来>
実現したい未来とは、
企業それぞれのありたい姿です
ありたい姿を実現することは、
持続可能な企業にたどり着くことで
DXの真の目的であると考えます
<関係者を巻き込みながら>
「関係者を巻き込みながら」活動を進めていくことは、
社内だけでなく、社外の関係者をも対象に考えます
DX推進の重要な考え方になります
社内の関係者(従業員)を巻き込むだけでなく、
社外の関係者を巻き込むことで選べる選択肢が広がります
選択肢を広げるためには、
ITベンダー・コンサルタントだけでなく、
取引先や顧客も巻きこんでいきます
<デジタル技術を活用>
デジタル技術の活用は、DXの特徴ではあるが、
手段であることを忘れてはなりません
豊富なソリューションとソリューションの進化のために、
多くのケースで、デジタル技術の活用・導入が目的になり、
中途半端なDX推進となっています
目的の達成のために、
効率的・効果的にデジタル技術を活用します
<変革に戦略的に取り組んでいく>
「変革に戦略的に取り組んでいく」とは、
着眼大局着手小局を実践することです
目の前の課題に着手することは、
すぐに成果を得るためには、
有効ではあるが、
大局(DXの目的)を考えた時に、
同じようにリソースを使うのであれば、
その成果を捨ててでも、着手しなければならかかったことが
あったかもしれません