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顧客価値におけるPain & Gain、そしてBlues & Soul

〜製造業サービス化の時代に求められる構造とふるまいのデザイン〜


製造業における価値創造でのものの見方・考え方を根本的に規定している

概念的枠組み--パラダイムが、近年大きく変化していること--パラダイムシフトを

実感されていますか。


これまで「良いモノを作れば売れる」という時代には、

製品の品質やコスト、納期といったハードな指標が競争優位の源泉でした。


しかし、製品単体での差別化が難しくなった現在、

多くの製造業が「サービス化(Servitization)」というキーワードのもと、

顧客との関係性や体験価値を含めた、

より総合的な価値提供へと舵を切っています。


顧客価値を深く理解するための2つのアプローチ、

「Pain & Gain」と「Blues & Soul」をご紹介します。


そして、これらをいかにして「構造」と「ふるまい」の設計に落とし込むか、

製造業のサービス化における実践的視点から考察を提示します。


“Pain” & “Gain”で、顧客の課題と利得を見極めるということ、

ビジネスモデルキャンバス(BMC)を活用された方であれば、

「価値提案(Value Proposition)」の設計において

Pain(痛み)とGain(利得)という観点が重要であることはご存知でしょう。

  • Pain(痛み):顧客が現在抱えている課題や不満、リスク、非効率。

  • Gain(利得):顧客が得たいと考えている成果、便益、満足感。


このアプローチは、

顧客にとっての“現在の苦しみ”を緩和し、

“未来の望み”を実現するための製品やサービスを設計する上で極めて有効です。


たとえば、ある製造業の現場で「作業効率が悪い(Pain)」という声があれば、

それを解消するソリューションを提供することで、

「生産性の向上(Gain)」という成果をもたらすことができます。


しかし、PainとGainだけでは、

顧客の価値全体を捉えるには不十分な場面が増えてきています。


特に、BtoB領域でも“人”の感情や関係性が重視されるようになった今、

私たちはより深いレイヤーの価値を見つめ直す必要があります。


つまり、新たな視点からの価値共創が必要になっていると考えます。


ミームテック技術士事務所では、

顧客価値駆動型開発(CVDD)のアプローチの一つとして、

「Blues(癒し)」と「Soul(励まし)」という視点を取り入れています。

  • Blues(癒し):顧客の感情的な痛み、不安、疲労に寄り添い、心を和らげる価値。

  • Soul(励まし):顧客の志や挑戦を後押しし、意欲や誇りを喚起する価値。


Bluesは、単なる不便の解消ではなく、

「分かってくれている」と感じられる共感の設計。

Soulは、「一緒に前を向ける」と思えるような関係性の構築です。


たとえば、製造装置の保守点検サービスが、

単に故障対応や稼働率向上にとどまらず、

現場オペレーターの疲労やストレスに配慮した対話的サポートを行うとしたら、

それは「Blues」の要素を含んでいるといえるでしょう。


また、新しい生産技術の導入を通じて現場リーダーが

「チームの未来を変える役割を担っている」と感じられるような支援が

提供されれば、それは「Soul」の価値を創出していることになります。


ミームテック技術士事務所では、

こうした多元的なアプローチをもとに、

製造業における価値創造と開発プロセスの革新を支援しています。


もし貴社の開発や設計の現場で、

少しでも、顧客価値を考えることに取り組もうとされているなら、

ぜひ一度、Blues & Soulの視点も取り入れてみてはいかがでしょうか。

ミームテック技術士事務所がそのお取り組みをご支援をいたします。

まずはご相談から。

お問い合わせをお待ちしております。

 
 
 

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