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伝えたいことが伝わるということ

体と抽象を使い分けるとは?

例えば、

「ラーメンが食べたい」、と言う時と

「味噌ラーメンが食べた」、と言う時に、

どんな違いを感じるだろうか?


相手に伝えたい自分自身のイメージが

はっきりしていても、

相手にイメージが伝わるためには

工夫が必要かもしれない。

「ラーメンが食べたい」と言った人と

「ラーメンが食べたい」と聞いた人との間で、

頭に浮かんだラーメンのイメージは、

同じだろうか?

「味噌ラーメンが食べたい」と聞けば、

イメージの一致に近づく。

さらには、

「えぞ菊の味噌ラーメンが食べたい」と言えば、

ほぼイメージは一致する。

この様に、

ラーメン、味噌ラーメン、えぞ菊の味噌ラーメンと、

形容詞を加えていくことが、

具体化の一つである。

人は、自分の頭の中にあることを

他人に伝える時に、

多くの場合、言葉を用いる。

より正確に伝えたい場合に、

具体化した言葉で、伝える。

実は、

この具体化で、イメージを伝える仕組みには、

一つポイントがある。

先程のえぞ菊の味噌ラーメンの例で言えば、

えぞ菊を知らない人との間では、

まだイメージの共有はできず、

さらに、具体化が必要になる。

逆に、

言葉を交わす両者に、

共通の認識があると

「ラーメンが食べたい」という言葉で、

えぞ菊の味噌ラーメンのイメージが伝わる。

つまり、

「ラーメン」という言葉は、

言葉を交わす両者の組み合わせで、

全く異なるイメージを持つことになる。

このことは、

プロジェクトやチームで議論を行う際に、

非常に重要なポイントになる。

最近、

製品サービス開発においては、

メンバーの多様性を重視し、

チームが構成される。

業界によっては、

国籍や母国語の異なるメンバーで

構成されること当たり前になっている。

この様な構成のチームやプロジェクトでは、

同じ言葉を使っていても、

同じイメージが共有されているとは限らない。

そのことを理解しておかないと

あっさりした塩ラーメンが食べたい人に

こってりした背脂の乗った豚骨ラーメンが

出されることが起きたりする。

プロジェクトを見ていく場合、

的確に情報がメンバー間で

共有できているかを

適宜確認してくことが重要になっている。

伝えたい時に伝えたいことが

的確に伝わり、

イメージが共有されるだけで、

プロジェクトの進捗は

驚くほど格段に進み出す。

プロジェクトが思う様に進まない時には、

原因として考えるポイントの一つである。

以上が、

MEME TEC(ミームテック)が提供する

支援の一端である。

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