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ペーパーレス化の先にある業務デザイン改革
〜知識共有が変える組織のかたち〜 「社長、ペーパーレス化は一応完了しました。でも、正直、仕事はあまり楽になっていません」「え? 紙が減れば効率も上がると思っていたんだが」「書類はクラウドで共有できるようになりました。でも、誰が何を判断しているのか、かえって見えにくくなった気がします」 このやり取りは、ある中小企業の現場マネージャーと社長の本音です。ペーパーレス化は一見、DXの成功事例に見えます。 しかし、その裏で新しい課題が浮かび上がります。それは「情報はデジタル化されたが、知識が共有されていない」という問題です。 紙がなくなれば、仕事のスピードは上がります。 しかし、紙には“人の思考の跡”が残っていました。余白のメモ、朱書きのコメント、印鑑の順番には 意思決定の微妙なニュアンスが宿っていた。デジタル化によってその“余白の知”が失われると、 情報はあっても「なぜそう判断したのか」が分からなくなります。結果として、仕事の属人化や、同じ失敗の繰り返しが起きます。 だから、ペーパーレス化の次に取り組むべきは「業務デザイン改革」なのです。それは単に業
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オノマトペを活かしてみよう
現場から経営層まで、多様な立場と専門性が関わるものづくりの現場では、 「伝えること」以上に「伝わること」が重要だと言われます。 けれども、専門用語や立場の違いによる認識のズレ、 あるいは感覚的な違和感の共有の難しさは、 開発や業務の現場においてしばしば問題を引き起こします。 こうした状況に対し、 ミームテック技術士事務所では「顧客価値駆動型開発」の考え方を基軸に、 技術と感性、経営と現場、企業と顧客のあいだにあるギャップを 橋渡しする支援を提供してきました。 その中で、最近注目している手法が、オノマトペの活用です。 オノマトペの活用において用いているのが、「オノマトペカード」になります。 オノマトペカードとは、 「ザラザラ」「ふわふわ」「ギュッと」「じんわり」など、 日本語の擬音語・擬態語=オノマトペを視覚的に提示したツールです。 言葉ではうまく説明できない使用感や印象、期待する効果や感情を、 誰もが直感的に表現・共有できる点が最大の特徴です。 ユーザーや顧客、あるいは他部門・異業種のパートナーとの共創の場においては、 専門用語に頼らずに感覚を共
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ペーパーレス化を価値改革に変える方法
「社長、今月から発注書の電子化を始めたんですが、現場から『誰が確認したか分からない』って声が上がってます」 「うーん、せっかくシステム入れたのになあ」 「たしかに便利にはなったんです。でも、現場では“確認印”がなくなって、ちょっと不安みたいで……」 製造業のある社長との打ち合わせで、そんな話が出ました。 紙をなくしたはずが、安心までなくなってしまうことになってしまったのです。 これは、多くの企業がペーパーレス化で直面する典型的な“副作用”です。 実はここに、ペーパーレス化を「価値改革」に変える大きなヒントがあります。 紙の裏にあった“人の安心”や“確認の習慣”を見える化し、再設計できれば、 それは単なるIT化ではなく、組織の“価値構造の再設計”へと進化するのです。 では、どうすればペーパーレス化を価値改革に変えられるのでしょうか。 ポイントは「現場の目的」と「経営の目的」を同じ言葉で結ぶことにあります。 たとえば、発注書を電子化する目的を「紙の削減」や 「作業効率化」とだけ定義してしまうと、 現場からすれば“手段”が増えただけになります。 ですが
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